Web駒場祭
模擬裁判2000 法と社会と人権ゼミ
模擬裁判とは… 法と社会と人権ゼミ(金曜5限開講)の有志による裁判劇。今年は少年の実名公表事件の可否という民事事件を扱います。事件の概要は以下の通りです。
事件の概要 2000年4月15日都内に住む、当時19歳8ヶ月の少年がシンナーをすい、白昼の路上で一名を殺害し、二名に傷を負わせるという事件が起き、少年は警察によって緊急逮
捕された。この衝撃的な事件にメディアは沸き立ち、4月23日にはその日発売の大衆週刊誌
『週刊ほんとのトコロ』に少年の実名、写真、生い立ちなどの記事が掲載された。少年は家庭裁判所に送致されたが、検察官に逆送致されたのち、東京地裁に起訴さ
れ刑事事件では自らの罪を認め、刑事第二部法廷で6月14日懲役15年の実刑判決を受
けた。控訴はしなかった。 しかし少年側は『週刊ほんとのトコロ』を相手にして少年法61条違反によりプライ
バシー権の侵害をうけたとして、民法709条を根拠に、慰謝料を含めて総額2500万円
の損害賠償請求を7月1日に東京地裁民事部に提訴した。11月25日164号法廷でこの事
件についての審理が行われ、陪審員達による評決が行われることになっている。
争点 1、少年のプライバシー権と、週刊誌側の報道する権利(知る権利)
2、少年が損害賠償金を受け取ることが正義に反しないかどうか。
3、少年法61条の解釈と意義(罰則規定がないこと、現代の少年犯罪に適応している
かどうか)
みどころ 本年は陪審制度を導入し、陪審員の討議も演技に含めることにしました。しかし陪審員が最終的に判断を下すのではなく、弁護士による証人尋問、最終弁論、陪審員に
よる討議すべてみてもらったあとで、ご来廷いただいている観客のみなさんに判決を
投票してもらう「参審制」を導入いたしました。みなさんも一緒に裁判にご参加くだ
さい!
