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天の川直送便

企画情報

企画名:天の川直送便

団体名:東京大学地文研究会天文部 http://gfd00.ms.u-tokyo.ac.jp/tenmon/

場所:第二体育館

天文部は今年もプラネタリウムを公開することになりました。レンズ式恒星投影機、12mエアードーム、夕日や流星を再現する補助投影機、各方面にわたる展示等、アマチュア最大規模のプラネタリウムを完全自作します。そして、星空解説と物語ソフトにのせて、皆様を星空散歩へとご案内いたします。

天文部プラネタリウムは、例年9月から本格的制作を開始しています。そして苦心の末に作り上げられた投影機は、それでもなお完成の域に達することはなく、進化し続けているのです。昨年は皆様に好評をいただいて、駒場祭準グランプリ展示部門を受賞することができました。しかし今年は、昨年以上の感動を皆様に贈りたいと思います。

都会の真ん中で満天の星空を見ることができたら…そして多くの方がその感動に癒されるならば…

私たちはその思いを胸に、今年も制作に励んでゆきます。是非、遊びにいらしてください。

インタビュー&写真

――― 駒場祭のプラネタリウムで有名な天文部ですが、駒場祭以外では普段どのような活動をしていますか?

休みを利用して山梨や静岡などに星を見に行ったりしています。合宿では夜に星を見るだけでなく、昼にはみんなで協力して自炊をしたりと楽しい活動がたくさんあります。他にも、学生会館の屋上に望遠鏡を出して天体観測を行ったり、プラネタリウムを見にいったりとさまざまなイベントがあります。

――― やはり理系の人が多いのですか?

そうですね。やはり理系の人が多いです。しかし、文系の人も少なからずいますし、インカレサークルなので他の大学からも多くの人が来ています。学術的というよりは星を見るのが好きな人が集まったサークルです。人数は1学年30人くらいで、1,2年生が活動の中心となっています。

――― さて、本題のプラネタリウムですが、かなり本格的なものだそうですね。

アマチュア最大級の直径12mドーム(左上の写真参照)のほか大学生の作るプラネタリウムとしては他に例をみないレンズ式恒星投影機(右下の写真参照)を使っています。レンズを使うことで大きなドームにもシャープな像が結べるため、星空を忠実に再現することできます。

――― プラネタリウムの製作ではどのように作業を分担しているのですか?

さまざまな投影機に加えて電源・制御、ドーム、展示、番組(ソフト)など多くの要素で構成されているため、製作はパートごとに進められます。投影機はほぼ全て手作りで作られており、計画、設計は3月のパート決めの後から始まり、本格的な製作作業は9月に始まります。その後毎週土日を利用して作り上げていきます。

――― 専門的な知識も必要になりそうですね。

そうですね。担当によってはある程度勉強することも必要になりますが、前年までに培われたノウハウがあるのでそれほど恐れることはありません。

――― ドームも自分たちで作っているのですか?

はい、ドームと恒星投影機をつけている部分は隔年で作り替えています。作り替える理由は、もちろん消耗の関係もありますが、さらなる改良を求めて、といったところでしょうか。毎年作り替えるのは人数的に厳しく、また大量のゴミも出してしまうため、隔年にしています。他にも、投影機に空き缶を使うなどして環境への配慮をしています(左上の写真参照)。

――― プラネタリウム製作で一番大変なことは何ですか?

前年度の投影機を進化させるということでしょうか。前年度の投影機は過去の投影機から進化し続けてきたものなので、それをさらに進化させるということは非常に困難なことです。

――― 毎年貪欲に進化を目指しているのですね。

そうです。また、本番前の調整も困難なものです。多くの投影機を1つにまとめ、1つのプラネタリウムを作るための調整は多くの時間を要し、本番前の準備は時間との戦いとなります。恒星投影機だけで42のユニットに分かれており正確な星空を作るのにはその向きやピントをすべて手作業で合わせていかなくてはなりません。そしてそのあと一等星投影機が22個、星座絵投影機が24個……と続いていきます。こんな気の遠くなるような作業が駒場祭本番前に夜を徹して行われています。

――― 本当に気が遠くなりますね。そんな地道な努力を重ねて作り上げるプラネタリウムですが、見に来た来場者の方にはどんなことを感じ取ってほしいですか?

プラネタリウムを見て今まで以上に星空に興味をもっていただき、実際に星空を見上げていただけたらと思います。その際にはプラネタリウムで出たきた星や星座を探してもらえたらうれしいです。また、実際の星空ではプラネタリウムでは紹介できなかった惑星などがあり、また新たな発見があるでしょう。

――― 最後に、駒場祭への意気込み、来場者の方へのメッセージをお願いします。

東京ではみられない満天の星空、しかし、本物の星空では味わえないプラネタリウムならではの星空、そして、2005年駒場祭ならではの星空を是非お楽しみください。


※写真は11月13日の投影実験で撮影したものです。1枚めの写真はドームを膨らますための換気扇です。

取材を終えて

突如として体育館前に現れた巨大なドーム…その正体は、プラネタリウムでした。どきどきしながらドームの中に入ってみると、天文部の方々が天文部オリジナルパーカを着て作業をしています。ドーム内にはいろいろと得体の知れない、でもおもしろそうなものがたくさん。みなさん自分の担当機材を調整しているようです。一方、準備の疲れがたまっているのかドーム内でぐっすり眠っている方も何人か…お疲れさまです。そして、ついにドーム内が真っ暗になり、投影実験が始まりました!寝転んで見上げればそこはもう満天の星空…本当に感動ものです。あっ、流れ星!なんてことも。天の川直送便、ほんとにすごいです。みなさんもぜひ満天の星空を体験してみてください!視力の低い方は眼鏡やコンタクトをお忘れなく。(担当:伊藤)


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