あなたの知らないところで働く心理

リディラバ

――今日はリディラバの皆さんにお話を伺います。よろしくお願いします。

皆さんは普段、どのような活動をされている団体なのですか?

私たちは社会問題を扱う団体です。専門知識の有無や老若男女を問わず、学問を身近なものにすることを目指して活動しています。できたばかりの新しい団体で、設立してから1年経っていません。

目指しているのは、大学生で構成された団体でありながら、大学にとどまらない活動をする、ということです。大々的な活動としては今回の駒場祭が初めてとなりますが、試行プロジェクトとしてスタディツアーを行い、成功をおさめました。


――今回の駒場祭の企画内容はどんなものですか?

集団心理学などをメインとして、来ていただいた皆さんも参加できるような形で心理実験を行います。集団心理学というのは、社会的集団がその中の個人の行動に及ぼす影響を研究する学問です。こう言うと少し小難しく聞こえますが、誰にでも関わりのある心理学、つまり自分の心について考えて、それを通じて学問のおもしろさを伝えられたらな、と思っています。

「東大」というと、東大外の人からすると少しカタいイメージだったり、何となく近寄りがたい感じがすることが多いと思うんですが、そんなイメージを払拭しつつ、東大ならではのアカデミックな面を際立たせたいです。


――具体的にはどんな内容をお考えですか?

あまりここで言うとネタバレになってしまうのですが……(笑)じゃあ、ひとつ紹介したいと思います。


「最終提案ゲーム」

あなたは1000円渡され、見知らぬ誰かと分けるようにと言われた。自分の分として全額手元に置いてもいいし、一部を自分で取り、残りを相手に渡してもよい。ただし相手には拒否権があり、相手がその額を受諾したらあなたの提案どおりに分配されるが、相手がそれを拒否したら2人とも一銭ももらえないとする。あなたなら相手にいくら渡すと提案するだろうか?

友野典男『行動経済学 経済は「感情」で動いている』(光文社新書、2006年、14ページ)


さて、どう答えますか?


――うーん……500円とか、600円とかですかね。

この質問、自分と相手が「経済人」なら、999円をもらうのが一番なんですよ。


――えっ?

私たちリディラバの企画「あなたの知らないところで働く心理」では、このような身近な題材を通して人間の心理に、ひいては学問のおもしろさに迫ります。皆さんも参加できる心理実験もありますので、ぜひ来てください!


――なんで999円……

この「最終提案ゲーム」についても紹介しますので、ぜひ!


企画の詳細を見る