人類学専攻とはどのような専攻なのですか?
人類学は大きく分けて4つの学問分野からなっています。

理学部人類学専攻は主として自然人類学を学ぶところです。本来統合して学ぶべきなのですが、日本では他の分野は別々の学部に存在しています。
理学部人類学専攻では、人類の生物学的特性を,形態的・機能的・遺伝的・進化的側面から総合的に学習するようカリキュラムが組まれています。 ヒトを生物学的な側面から研究するということで対象が医学と同じなので関連が深いため、
人類学コースでは3年の間に1年間医学部と同じ授業を受けます。
人類学専攻は定員が少なく、小規模なコースだと聞きました。少人数で企画を立ち上げるのは大変ではないですか?
10年ほど前までは人類学コースでは毎年企画を出すのが通例でした。しかしある時から急に途絶えてしまいました。途絶えたときの学部生の一人が現在教官を務めており、その教官の研究室が中心となって再び企画を始めようということになりました。
学部生1名、院生3名、その他卒業生1名からなる小規模な企画です。日頃の研究や授業と平行して企画を進めていくのは大変なこともありました。
企画の内容は大きく分けて研究発表と体験型展示の2つということですが、まず研究発表について簡単に説明してください。
実際の学会の発表で使用するポスターを少し簡単にしたものを張り出します。発表のテーマは、(メンバーが普段専門的に研究している)顔、身長、肌です。

体験型展示ではどのような「体験」ができるのですか?
研究発表に連動した体験型企画をします。『顔』に関する展示では、モーフィング技術という顔画像合成の最新技術を使って、カップルの子供の顔、あるいは好きな芸能人との間に生まれる子供の顔を合成します。
『身長』に関する展示では親と子供の身長を測ることで、子供の理想とする結婚相手の身長を計算することができます。理想の結婚相手と親子の身長との関係についてのこの研究は2006年11月6日の朝日新聞に掲載されました。
主に女性ですが、現代人は肌に関して非常に敏感ですので、『肌』に関する研究展示では、肌の色を測定し、それに基づき「色白度」「色黒度」をお伝えいたします。
最後に、五月祭への意気込み、来場者の方へのメッセージをお願いします。
今回紹介する研究のテーマは、ヒトに関する中でも一般の人が特に興味を持っているであろう、『顔、肌、身長』です。研究の内容も『理想の異性の身長は決まっているのか?』など非常に分かりやすいものばかりを用意しました。
人類学を通して自己理解を深めてくれることを期待しております。
研究室にお邪魔させていただきました。取材にうかがったこちらが写真を撮られて被験者に、、、自分の理想の女性の顔を科学的に突き詰められてしまいました(笑)。
あなたも意外と知らない自分たち人間のことをこの機会に知ってみませんか?