リーダーの園田さんが演奏するシンセサイザーという楽器は、一般のキーボードとはどう違うのでしょうか?

シンセサイザーは、様々な音色が出せて、作れて、ということからバンドで重宝されますし、パソコンと接続しての音楽制作もできるので、現在の音楽シーンには欠かせない楽器ですね。個人的には、やはりシンセの魅力は使える音色の多さだと思っています。そこからインスピレーションを得て曲を書いたり、編曲したりすることも多々ありますから。あとは、シンセに内蔵されているエレクトリック・ドラムを使って遊ぶのも楽しいですね。クラブミュージックなんかをやるときには、生のドラムを使わず、シンセで作ったエレキドラムをバックで流して演奏する機会も多いです。ただ、僕はソノダバンドでは基本的にピアノの音色を使い、部分部分でエレクトリック・ピアノや電子音を使う、というスタンスで演奏しています。
メンバーは全員東大生ということですが、5人のメンバーはどのように集まったのですか?

バイオリンの熱田くんは高校の一年後輩で、高校時代から一緒に演奏していました。彼が東大に合格したのを機に、何か一緒に面白いバンドをやりたいな、と。ギター、ベース、ドラムはそれぞれ別々の学内の音楽サークルから集めました。学年、ルーツともにさまざまですが僕の大好きな仲間たちばかりです。
少し気になったのですが、ボーカルはいないのですか?
ボーカル無しのバンドですが、敢えて言えば僕はこのバンドではバイオリンをボーカルと捉えて曲を書いています。もちろんバイオリンで歌いやすいメロディーというものがあるので、普通の歌モノを書くのとは違う意識で作曲をしていますが、イメージとしてはバイオリン=ボーカルですね。
とにかくバイオリンという楽器の音が好きなんです。それに、葉加瀬太郎さんなんかが特例としていらっしゃいますが、ライブハウスに出るバンドのフロントがバイオリンだったら、「えっ?」て感じになるので、きっと面白いバンドが出来るはずだと思っていました。
どのようなジャンルの楽曲を演奏されるのですか?

基本的にライブは全て僕のオリジナルで構成されます。ただ、たまにカバーをやることもあります。チャイコフスキーの「白鳥の湖」をドラムンベース(1990年代にロンドンのクラブシーンで流行したビート)にアレンジしたやつなんかは気に入っています。
「ジャンルは何ですか?」という質問には、僕自身でも答えられません(笑)。ロックもジャズもラテンもクラシックも、とにかく色んな要素の入ったサウンドなので。ただ、常にポップさを失わないように心がけています。難解なサウンドでは無くて、何気なく聴いてみて、「お、いいじゃん」って思ってもらえるような、そんな音楽を目指しています。
そんなわけで最近は「このバンドはポップバンドです」と答えています。半分本気、半分冗談、です。
最後に、五月祭への意気込み、来場者の方へのメッセージをお願いします。
東大にもこんな変なヤツらがいるんだ、というところをお見せしたいですね。よくお客さんから「すごく楽しそうに演奏するね」と言われます。その通り、死ぬほど楽しいんです。僕たちがステージで感じている音楽の楽しさを、観に来てくださった皆さんにもお伝えできればと思います。
全国のシンセサイザーコンテストで優勝したという折り紙つきの実力を持つ園田さんを中心に、実力者が揃ったポップバンド。
五月祭では、地元神戸や都内各所で開かれたライブで人気の高い曲を中心に演奏するとのこと。音楽にかける情熱とともに、満を持して参加するという五月祭への意気込みをひしひしと感じました。