勧誘に関する注意事項

危険な勧誘行為

皆さんは諸手続やサークルオリエンテーションを始めとして、様々な場面で多くの団体の勧誘を受けることになります。しかし、そのような団体の中には、巧みに新入生を欺いて自団体に強引に引き込む危険な団体も存在します。
新入生の皆さんはこれらの団体の危険性を十分に認識し、知識を身に付けて危険な勧誘行為の被害に遭わないように注意してください。具体的に警戒するべき勧誘行為をご紹介します。

物品・金銭の授受

新歓期における適度な「おごり」は、まだ知り合って間もない先輩や同級生と、親しくなるきっかけと言えるでしょう。しかし、多額なおごりを受けてしまうと、団体への加入を断りにくくなってしまいます。その心理につけこむ悪質な団体も存在するため、限度を超えたおごりや物品の受け取りに対しては十分注意してください。

権威の暗示

有名人などの名前を引き合いに出して団体の権威を過剰に高めている団体には気を付けてください。「有名な〇〇さんも所属していた」などの文言には過度に反応しないよう注意しましょう。

過度の繰り返し

繰り返し電話をかける、メールを送る、郵便物を送る、同内容の話をするといった行為は、新歓活動の場面に限らずハラスメントだとされています。このような勧誘が不快であればしっかりと断りましょう。新歓用の連絡先(メールアドレス)を作っておくことも有効です

密閉空間への連れ込み

危険な団体が新入生を自由に出入りできない空間へと連れ込む事例も報告されています。このような密閉空間では、皆さんの身体に危害が加えられる深刻な危険性があります。また、見知らぬ人に取り囲まれるなど、皆さんにとって極めて圧迫的な環境では自由な判断を下すのが難しくなります。相手が本当に信用できるようになるまでは「どこか場所を変えて話そう」という誘いには応じないようにしてください。

特定の思想への誘導、思想の否定

特定の思想について「自由」に研究をしている、という勧誘はあたかも学問的中立を謳っているように感じられます。しかし、その中には、活動を通して無自覚に特定の思想に誘導する団体も存在しますので、額面通りに団体の説明を受け取らないようにしてください。
また、頭ごなしに思想を否定することも、皆さんに自己を見失わせる危険な行為です。皆さんに正常な判断力を失わせ、誤った結論を導かせる意図が働いている可能性がありますので、そのような発言には注意してください。

二者択一式の質問の反復

単純な二者択一を何度も迫られた場合、無意識のうちに誤った結論に至る危険があります。また、論点を少しずつすり替えることで、全く無関係のものを関係しているかのように見せかけることも考えられます。「AとB、どちらが正しいと思いますか?」などの質問には注意してください。

社会からの隔離を目的とした行為

「大学の授業は意味がないから行かなくて良い」、「大学でできた友人は信頼できない」などの言葉で新入生を大学生活から隔離する勧誘には注意が必要です。皆さんが新しい人間関係を構築するのを阻害し、自団体に引き込むような行為は絶対に受け入れないでください。

脅迫

もちろんですが、「団体に入らなければ〇〇する」などの脅迫に応じる必要はありません。もし脅迫を受けた場合はオリエンテーション委員会までご相談ください。

ここまで危険な勧誘行為を挙げてきましたが、このような行為は、必ずしも「反社会的な団体」だけではなく、いわゆる一般的なサークルにも起こりうる行為であるということは忘れないでください。

飲酒に関する注意事項

新歓期にはサークルなどの団体の説明会の後に新歓コンパが実施されることも多く、新歓期以外でもクラスやサークル等でコンパが開かれます。皆さんの先輩は成人している人も多く、お酒を飲んでいないのを気まずいと感じるかもしれません。しかし、一年生の皆さんの多くは未成年のはずです。法律で禁止されている以上、未成年の飲酒は絶対にやめましょう。
飲酒は極めて危険の伴う行為です。過度な飲酒をしてしまうと急性アルコール中毒で意識を失って救急車で運ばれたり、時にはその場で命を落としてしまったりします。飲酒によって、皆さんの貴重な将来がそこで潰えてしまう可能性があるのです。
自分はお酒を飲むつもりはないと思っていても、実際に誘われてしまった場合、断るというのはなかなか難しいものです。成人した先輩たちが皆さんにしつこく飲酒を勧めてくるかもしれません。ひどい場合には「イッキ飲み」を強要するかもしれません。こうした状況で周りの空気に押されてしまい、お酒を飲まなければならないのではないかという錯覚を抱き、実際に飲んでしまうことも考えられます。しかし、これらの状況でお酒を飲まなくともその団体の雰囲気に馴染むことは十分に可能です。大切なのは勇気を持って堂々と断ることです。
せっかく入試に合格し、東大に入学してきたのに入学早々飲酒事故で命を落とすのはあまりにも悲しいことです。自分の身を守ることができるのは自分だけだと思い、くれぐれも未成年の飲酒及び危険な飲酒をしないようにしてください。

終わりに

以上に述べたことは「当たり前」と感じられる事ばかりかもしれません。しかし、いざ自分が当事者となった時に冷静な判断を行うのは自分で思っているよりも困難です。危険な団体から身を守り、飲酒によるトラブルを避けるためには、自分自身の注意が最も大切なのだということを新入生の皆さんは常に心に留めておいてください。
また、万が一危険だと感じる勧誘行為や飲酒の強要の場面に出会った場合は、速やかにオリエンテーション委員会までご連絡ください。